クールーフ(天然石)について

古来より使用されている「クールーフ」

クールーフは天然石である粘板岩を使用しています。粘板岩とは、数億年にわたり泥質堆積岩が圧密された地層の地下深くで、地殻変動によってもたらされた高温・高圧によって生じた岩石です。この岩石は板状に加工しやすく、建築材料として古くからヨーロッパなどで屋根材として利用されてきました。

数百年もの風雨に耐えて、現在にその美しさを保っているヨーロッパの街並には、欠かすことのできないものとなっています。クールーフはこの石を独自の工法で葺く石の屋根です。

屋根材選びのポイント

屋根には、人と建物を、雨や雪、熱などの自然環境から守り続ける重要な役割があります。しかし、経年によって屋根材の塗装が剥げると、紫外線や太陽光によって劣化し、雨漏りやカビの原因となってしまいます。

現在家屋には様々な屋根材が使用されています。一般的な屋根材は15年程度でメンテナンスをする必要があり、その度に費用がかかってしまいますが、クールーフは長期メンテナンスは必要ありません。機能が衰えることなく常に美しい外観を保ち続けます。

クールーフの特長

屋根裏部屋が暑くなく、夏涼しく省エネも実現

屋根部の熱を自然の風力で自然換気することで、従来の屋根以上の涼しさを実現でき、「夏場にエアコンをつけずに過ごせる」という家もあるほど効果があります。

石だけど軽い

広い面積の石を、独自の引っ掛け工法で葺くので、重ねしろが少なく、現在普及している平瓦に比べ、約30%も軽く葺くことができます。そのため屋根が重くならないので、地震時の揺れ等に対しても、構造躯体に負担がかかりません。

環境・エコロジー・健康

天然石ですので生産は無公害。アスベストなどの飛散物質も全くなく、生産にあたって二酸化炭素を排出しません。また、引っ掛けなので石に傷を付けることなく、再利用が簡単にできます。

クールーフについてよくある質問

お客様からよくいただくクールーフに関するご質問を紹介します。屋根材選びの参考になさってください。

クールーフは1枚が600角と大きいですが、瓦と比べると重なる部分が少ないので、平米あたりの重さは瓦と化粧スレートの間に位置します。クールーフの平米当たりの重さは約285N/㎡のため、建築基準法でも軽い屋根として計算されます。

大きな地震によって割れたり剥がれたりする可能性はあります。
しかし、瓦のようにほとんどが崩れて落ちてしまう可能性は極めて低いと考えています。建築基準法に基づき、クールーフは耐風圧試験を行っており、風速46mまで耐える結果が出ています。各地の基準風速に基づいて、石が飛ばないようにモルタルで貼ったうえでL型補強材を使用した施工を推奨しています。

夏は天然石の屋根が日傘のような効果をもたらします。日傘は太陽の光を遮断し、横からは風を受けるので涼しいのですが、クールーフも同じ原理で夏でも涼しく快適に過ごせます。

夏の晴れた日は風速2~3mの風が吹いていますが、その風が石葺きの隙間を利用して自然換気してくれますので、ロフトや勾配天井をされる時はクールーフがお勧めです。

また、冬ですが、クールーフだからといって寒いということはありません。炭火コルクの断熱材と組み合わせて施行するなど、断熱性能を確保することによって、冬でも暖かく過ごすことができます。

建物内に水が浸入することはありません。確かに、石と石の間に隙間があるので台風などの強風の場合、隙間から水が入ることがあります。しかし、天然石の下には防水紙を敷いていますので、建物内へ水が入ることはありません。

クールーフは天然石なので、化粧スレートのように15年に1度の塗装などのメンテナンスは必要ありません。天然石の耐久性と持続性は100年以上と言われています。ただ、石と石の間に配置している水切り金具がガルバリウム鋼板という部材で作られているため、何十年後かにはメンテナンスが必要になる場合があります。

加工しやすい良質の粘板岩を海外より大量に直輸入している為、石のコストを大幅に抑えております。また、弊社熟練の職人が丁寧且つ迅速に施工しますので、工期が短縮され人件費を抑えることが出来ます。入居後のメンテナンスに掛かる費用などトータルで考えても決して高くつくことはありません。

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